養蜂場からのおたより

=国産ローヤルゼリーをお届けして50年

2024年度、ローヤルゼリーの採取作業を終了しました。

 

<動画> 「国産ローヤルゼリーを山陰から」⇒

 

2024年度のローヤルゼリー採取作業を終了しました。
上の映像は、ローヤルゼリーの採取枠を巣箱から取り出したところです。多くの蜂がローヤルゼリーを与えるために密集しています。その蜂を払うと下の映像のようになります。

 

山陰の地でローヤルゼリーを採取しています。

 

映像は、産卵中の女王蜂です。
春から秋にかけて、毎日旺盛に産卵します。

 

 

 

こちらが、女王蜂が育つ巣房です。
周りにある6角形の働き蜂の巣房より随分と大きいことが分かります。
「王台」と呼ばれています。

 

 

 

 

 

 ローヤルゼリーの採取のためには、ミツバチの箱を2段にしなければなりません。
 下の段では、女王蜂が居て、旺盛に産卵しています。
 上の段では、女王蜂が不在なので、働き蜂が女王蜂を作ろうという状態になります。この上の段に、ローヤルゼリー採取のための枠を入れます。つまり、王台をたくさん作らせようという仕掛けです。








上の段にもたくさんの蜂がいるようになれば、多くのローヤルゼリーが採れるようになります。









ローヤルゼリーを採る枠を取り出すとこのようになっています。









この中にたっぷりとローヤルゼリーが入れられています。











蜜蝋の皮や蛆を取り除き、ローヤルゼリー採取します。






2024年度、ハチミツの採取作業を終了しました。


 これが、ハチミツのしっかりと溜まった巣枠です。
 巣枠内のハチミツが濃くなって白く巣に皮をはっているのがお分かりになりますでしょうか。熟成され、とても濃厚になり全面に蜜蝋の皮をはっています。

 
 蜂が巣にいっぱいにハチミツを溜めたとしても、すぐに搾れるわけではありません。蜂が花から採ってきたばかりのハチミツは、まだ薄くて粘度は水とそんなに変わりません。また、その成分もショ糖です。それを、ミツバチが、毎日熟成させる事によって、ドロッとして粘度の高いハチミツになっていきます。そして、その成分も、ブドウ糖と果糖に変えられていくのです。
 そして、十分に熟成すると、蜂は、白い蜜蝋で蓋をします。そこまで熟成させて、ようやく採取できます。ですから、採取する時は、まず、その蜜蝋の皮を切り取るところから始まります。
 黄金色をしたハチミツが採れますと、養蜂業をしていて良かったと実感します。
 今では、なかなか入手困難な国産ハチミツです。スーパー等、店頭ではほとんど販売されていません。国産で、その上100%純粋ハチミツは、「まぼろし」と言ってもいいかもしれません。

ローヤルゼリーの保存用は、さらに熟成させます

 巣の中でミツバチが熟成させたハチミツを採取しますので、最高に濃度は濃くなります。しかし、濃くなっているとしても、まだまだ水分が多いので、ローヤルゼリーの保存用には適しません。
 そのハチミツを、さらに熟成させて、冬を越させますと余計な水分が抜けて、硬く結晶します。その十分に濃くなったハチミツをローヤルゼリーの保存用に使用します。
 このように、最高の品質に到達しているハチミツと、自社採取の新鮮生ローヤルゼリーを使用するのですから、最高の健康補助食品と言えます。

ハチミツこそが、新鮮なローヤルゼリーの保存に最も適していました

 ローヤルゼリーは、母乳や牛乳のように、若い働き蜂が出す分泌液です。ですから、非常に高栄養で、他の食品にない栄養素も含まれていますが、母乳や牛乳と同様に、変質しやすいので、どうやって保存するのかというのが、ローヤルゼリーにあっては、一番の問題となるのです。
 そして、次に問題となるのは、ローヤルゼリーそのものは、苦くて非常に飲みにくいということです。毎日の飲用となりますと、どうしても嫌になってきます。
 こうした変質しやすいとか飲みにくいといった問題をクリアするために、通常は、錠剤や顆粒・粉末といった加工が施されます。しかし、そういった加工がされますと、貴重な栄養素が失われてしまいます。母乳や牛乳も、粉ミルクよりも新鮮な成分無調整が最適なのと一緒です。
 当社の養蜂場から採取した新鮮なローヤルゼリーを保存するにはどうしたらよいのかを試行錯誤した結果、その保存に最も適した物が過ぐ身近にあったのです。それが、ハチミツだったのです。
 ハチミツは、古代よりその強力な保存力が知られていました。また、ローヤルゼリーの飲みにくさもカバーして、とっても飲みやすくなります。
 ハチミツをローヤルゼリーの保存に利用することによって、乾燥させたり、加工することなく、ローヤルゼリー本来の栄養素を保持したまま、皆様の手元へお届けすることが可能になったのです。
 また、ハチミツ自体も、豊富な栄養素が含まれています。そして、最近の研究では、ローヤルゼリーだけよりも、ハチミツと一緒に飲んだ方が、より吸収されやすいとも言われています。それは、ローヤルゼリーは、非常にデリケートな物質なので、ハチミツと一緒に飲むと、胃酸による変質などといった影響を防げるといったことなのかもしれません。

最も優れているのは、舌下吸収

 このハチミツで保存するという方法が、最も優れている点は、舌下吸収にあります。ローヤルゼリーの飲用にあっては、舌下の吸収がとても大切だと言われています。つまり、心臓の薬で舌下の薬があるように、舌下は素早く栄養素が吸収されます。また、口腔内や食道、胃腸を通過しながら、その表面を調整してくれるとも言われていますので、胃腸にもとても良い働きをしてくれます。こういったことも、ゼリー状であればこそです。
 ただ、舌下で吸収すると言っても、特別な飲用方法が必要と言うわけではありません。普通に、口の中に含んで味わっていただければ、必然的に舌下で吸収されます。
 ですから、ゼリー状のローヤルゼリー製品を飲用する場合、飲用後すぐに歯磨きをするとか、お茶を飲むといったことは、決して悪くはありませんが、舌下吸収という意味においては、少々もったいないことだと言えます。しばらくは、その余韻を味わうことが大事なことです。
 しかし、ローヤルゼリーと言えば、カプセルだとか顆粒・粉末といった製品が多く販売されていますので、そのイメージが強くて、ゼリー状の製品に違和感をお持ちの方も多いかもしれません。当社の「新鮮なローヤルゼリーを新鮮なままお届けする」という精神でいけば、ゼリー状が最良であると考えますが、最終的には、あくまで消費者の皆様のご選択、ご判断に委ねられることになります。
 ぜひ、ご検討よろしくお願いいたします。